RX(24)-RS485通信

今回はRXマイコンを使用して、RS485通信機能を構築します。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX65N-2MB」評価ボードを使用します。開発環境は、「e2studio」になります。構築する機能の具体的な動作は、下記の通りです。

  • L1,ON\r:LED1点灯、OKを返信
  • L1,OFF\r”:LED1消灯、OKを返信
  • L2,ON\r:LED2点灯、OKを返信
  • L2,OFF\r:LED2消灯、OKを返信
  • 〇〇〇〇〇\r:NGを返信

今回、RS485のICは、「ADM4853」を使用しました。「ADM4853」は、RS-485半二重評価用ボード「EVAL-RS485HDEBZ」にはんだ付けして使用しています。「EVAL-RS485HDEBZ」の設定は下記の通りです。

  • LK1:Cのピンをショート
  • LK2:Cのピンをショート
  • LK3のピンをショート
  • LK4のピンをショート

それでは、F/Wを構築していきたいと思います。まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

プロジェクト・エクスプローラーに新規プロジェクトが追加されました。中央には、スマート・コンフィグレータが開かれると思いますので、ポートピンの設定をします。ポートピンの設定方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

RX(20)-CRC演算器

現在、RXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築に取り組んでいます。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用しています。開発環境は「e2studio」です。

前回、ブートローダに、アプリケーション領域に書き込み時に計算したCRCチェックサム値と起動時に計算したCRCチェックサム値と比較を行い、アプリケーション領域のコードに誤りがないかチェックする機能を追加しました。

前回の内容は下記のサイトになります。

RX(19)-ブートローダ(CRC16チェックサム)

このチェック機能は、CRC演算器コンポーネントを使用して、機能を構築しました。CRCでどのように計算をしているか今回は考えてみようと思います。

CRCはCyclic Redundancy Checkの略称で、巡回冗長検査と呼びます。通信路上で起きるデータの誤り検出などに使用します。例えば、送信データをあらかじめ定めた生成多項式で除算したあまりを送信データに付加して送信します。この付加したデータがCRC符号です。受信側は同じ生成多項式で除算、あまりを比較することで、受信したデータに誤りがあるかどうか判断します。

「CRC-16」「CRC-16-CCITT」「CRC-32」など生成多項式の種類や長さで
さまざまな方式が見られます。今回は、「CRC-16」に着目したいと思います。

RX(19)-ブートローダ(CRC16チェックサム)

現在、RXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築に取り組んでいます。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用しています。開発環境は「e2studio」です。

前回はアプリケーション領域へアプリケーションコードを書き込んでいく処理を作成しました。ブートローダが動作することを確認できたと思います。

前回の内容は下記のサイトになりあます。

RX(18)-ブートローダ(アプリケーションコードの書き込み)

作成したブートローダは、SW1を押さずに実行した場合、アプリケーションコードに移動する仕様ですが、アプリケーション領域に有効なアプリケーションを含んでない場合あると思います。例えば、ブートローダを書き込んだ直後には
アプリケーション領域には何も書き込みはされていません。誤動作する可能性もあるので、アプリケーション領域のチェックをする必要があります。そこでアプリケーション領域に書き込みをした際に、CRC演算をしてアプリケーション領域のチェックサムを求め、コードフラッシュに書き込んでおき、再度電源を投入した際に、アプリケーション領域のチェックサム値を求め、書き込んだチェックサム値と比較することで、アプリケーション領域に有効なアプリケーションを含んでいるか判定しようと思います。

それでは、機能を構築していきたいと思います。

RX(18)-ブートローダ(アプリケーションコードの書き込み)

アプリケーション領域をアップデートするためのファイルの形式はモトローラS形式ファイルになります。こちらはSレコード形式のファイルになります。Sレコードに関しては、下記のページが参考になります。

現在、RXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築に取り組んでいます。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用しています。開発環境は「e2studio」です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/S-record

前回は、XMODEMプロトコルを使用して受信したデータ(モトローラS形式ファイル)を解析するための関数を作成しました。前回の内容は下記のサイトになりあます。

RX(17)-ブートローダ(Sレコードファイルデコード)

今回は、前回作成したモトローラS形式ファイルを解析する関数を呼び出しながら、アプリケーション領域へアプリケーションコードを書き込んでいく処理を作成します。これで、ブートローダが動作すると思います。

それでは、コーディングしたいと思います。

RX(17)-ブートローダ(Sレコードファイルデコード)

現在、RXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築に取り組んでいます。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用しています。開発環境は「e2studio」です。

前回は、XMODEMプロトコルを使用して、受信したデータを、バッファに保存する処理を行いました。

前回の内容は下記のサイトになります。

RX(16)-ブートローダ(XMODEMプロトコルデータ受信処理)

アプリケーション領域をアップデートするためのファイルの形式はモトローラS形式ファイルになります。こちらはSレコード形式のファイルになります。Sレコードに関しては、下記のページが参考になります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/S-record

今回は、XMODEMプロトコルを使用して受信したデータ(モトローラS形式ファイル)を解析する処理になります。これらを処理するための関数を作成していきます。

それでは、コーディングしたいと思います。

RX(16)-ブートローダ(XMODEMプロトコルデータ受信処理)

現在、RXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築に取り組んでいます。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用しています。開発環境は「e2studio」です。

アプリケーションコードを書き込むためには、まずは、書き込み領域を削除しなければなりません。前回は、Erase処理をブートローダの機能に追加しました。

前回の内容は下記のサイトになります。

RX(15)-ブートローダ(アプリケーション領域削除)

今回からは、アプリケーションコードのアップデート処理をブートローダに追加しようと思います。下記の機能を追加します。このアップデートの処理ですが、コーディングすると長いので何回かに分割してコーディングしていきたいと思います。今回は、主にXMODEMプロトコルを使用して、受信したデータを、バッファに保存する処理になります。

XMODEMプロトコルに関しては、下記のページが参考になると思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/XMODEM

それでは、コーディングしたいと思います。

RX(15)-ブートローダ(アプリケーション領域削除)

現在、RXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築に取り組んでいます。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用しています。開発環境は「e2studio」です。

前回は、下記の機能をコーディングしました。

  • 各種初期化関数
  • 電源投入時に、SW1が押されてなかったら、指定した番地に移動(アプリケーションコードへ移動)
  • 割り込みベクターテーブルをRAMへ保存

前回の内容は下記のサイトになります。

RX(14)-ブートローダ(アドレス移動)

アプリケーションコードを書き込むためには、まずは、書き込み領域を削除しなければなりません。今回は、Erase処理をブートローダの機能に追加しようと思います。それでは、コーディングしたいと思います。

RX(14)-ブートローダ(アドレス移動)

現在、RXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築に取り組んでいます。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用しています。開発環境は「e2studio」です。

前回は、下記のエラーが発生したので、その対応方法を検証しました。

  • W0561120:Section address is not assigned to “RPFRAM”
  • F0563100:Section address overflow out of range : “RPFRAM”

前回の内容は下記のサイトになります。

RX(13)-ブートローダ(RPFRAM)

今回は、ブートローダの処理をコーディングしたいと思います。今回コーディングする内容は下記の通りです。

  • 各種初期化関数
  • 電源投入時に、SW1が押されてなかったら、指定したアドレスに移動(アプリケーションコードへ移動)
  • 割り込みベクターテーブルをRAMへ保存

今回、指定したアドレスに移動する機能も構築するので、LEDを点滅する関数を作成してその関数へ移動するかどうか試してみたいと思います。

それでは、コーディングしたいと思います。

RX(13)-ブートローダ(RPFRAM)

現在、RXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築に取り組んでいます。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用しています。

前回は、ブートローダの機能を構築するために、まず、スマートコンフィグレータを使用して、下記のコンポーネントを追加しました。
・入出力ポートコンポーネント(Config_PORT)
・フラッシュのコンポーネント(r_flash_rx)
・通信のコンポーネント(Config_SCI11)
・タイマのコンポーネント(Config_TMR0_TMR1)

  • 入出力ポートコンポーネント(Config_PORT)
  • フラッシュのコンポーネント(r_flash_rx)
  • 通信のコンポーネント(Config_SCI11)
  • タイマのコンポーネント(Config_TMR0_TMR1)

コンポーネントを追加したら、各コンポーネントの設定を行い、コードを生成しました。そして、生成したコードにコーディングを行いました。前回の内容は、下記のページから参照できます。

RX(12)-ブートローダ(周辺機能準備)

ここで、ビルドを実行してみたのですが、残念ながら下記のエラーが発生しました。

  • W0561120:Section address is not assigned to “RPFRAM”
  • F0563100:Section address overflow out of range : “RPFRAM”

今回は、このエラーに対応していこうと思います。

RX(12)-ブートローダ(周辺機能準備)

今回はRXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築したいと思います。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用します。

F/Wをアップデートしたいが、エミュレータを使用したくないケースやRenesas Flash Programmerは使用したくないケースがあります。このような時には、ブートローダを作成します。ブートローダによって、書き込みモードと動作モード制御することで、エミュレータやRenesas Flash Programmerを使用せずともシリアル通信などで、F/Wを書き込みます。初回の書き込み時は、エミュレータやRenesas Flash Programmerが必要ですが、ブートローダを一度書き込んでしまえば、あとは、シリアル通信などで、F/Wを書き込むことができます。Ethernetなどを使用すれば、インターネット回線で、F/Wの更新などもできるようになると思います。今回はシリアル通信を使用して、F/W書き込みまたは更新できるブートローダを作成しようと思います。

まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

プロジェクト・エクスプローラーに新規プロジェクトが追加されました。中央には、スマート・コンフィグレータが開かれると思いますので、コンポーネントの追加をしていきます。

追加したコンポーネントは、下記の4つです。

  • 入出力ポートコンポーネント(Config_PORT)
  • フラッシュのコンポーネント(r_flash_rx)
  • 通信のコンポーネント(Config_SCI11)
  • タイマのコンポーネント(Config_TMR0_TMR1)