RX(12)-ブートローダ(周辺機能準備)

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今回はRXマイコンを使用して、ブートローダ機能を構築したいと思います。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用します。

F/Wをアップデートしたいが、エミュレータを使用したくないケースやRenesas Flash Programmerは使用したくないケースがあります。このような時には、ブートローダを作成します。ブートローダによって、書き込みモードと動作モード制御することで、エミュレータやRenesas Flash Programmerを使用せずともシリアル通信などで、F/Wを書き込みます。初回の書き込み時は、エミュレータやRenesas Flash Programmerが必要ですが、ブートローダを一度書き込んでしまえば、あとは、シリアル通信などで、F/Wを書き込むことができます。Ethernetなどを使用すれば、インターネット回線で、F/Wの更新などもできるようになると思います。今回はシリアル通信を使用して、F/W書き込みまたは更新できるブートローダを作成しようと思います。

まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

プロジェクト・エクスプローラーに新規プロジェクトが追加されました。中央には、スマート・コンフィグレータが開かれると思いますので、コンポーネントの追加をしていきます。

追加したコンポーネントは、下記の4つです。

  • 入出力ポートコンポーネント(Config_PORT)
  • フラッシュのコンポーネント(r_flash_rx)
  • 通信のコンポーネント(Config_SCI11)
  • タイマのコンポーネント(Config_TMR0_TMR1)