RX(11)-Delay関数

以前、インプットキャプチャに関して、動作確認した際に、約1秒間のDelay時間をつくりました。インプットキャプチャに関しての動作確認は下記のサイトを参考にしてください。

RX(9)-インプットキャプチャ

この時は、for文を使って、Delay時間を構築しましたが、いろいろ調べていくと、スマートコンフィグレータを使用すると、Delay時間を構築できる関数があることがわかりました。やっぱりあるんですね!

今回は、このDelay関数を使用して、LEDを点滅させる機能を作ろうと思います。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用します。Delay関数を使用するためには、スマートコンフィグレータのr_bspが必要です。r_bspはスマートコンフィグレータにデフォルトで追加されているコンポーネントです。新規プロジェクトを作成する時に、スマートコンフィグレータを使用するにチェックすれば、r_bspコンポーネントは追加されている状態になると思います。

r_bspコンポーネントの初期のパラメータで問題ありません。LEDを点滅させたいので、ポートコンポーネントを追加して、P95を出力に設定しておきます。Lowで点灯なので、1を出力するにチェックを入れて、LEDが消灯状態が初期値状態になるようにします。ポートコンポーネントの追加の仕方は、下記のサイトを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

続きを読む

RX(10)-CAN通信(送信・受信)

今回は、CAN通信のファームウェアを作成してみたいと思います。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用します。開発環境は「e2studio」です。

そもそもCANとは、Controller Area Networkの略称で、ISOにて国際的に標準化されたシリアル通信プロトコルです。1986年ドイツの伝送メーカBOSCH社で自動車向けの通信プロトコルとしてCANを開発しました。今日では、CANの高い性能と信頼性が認められ、用途は多方面にわたっています。

今回は、CAN通信による送信と受信に着目して、ファームウェアを作成します。実際は、エラー状態などの遷移など構築する必要があるのですが、今回はとうりあえず送信と受信のみの機能となります。

それでは、CAN通信のファームウェアを作成したいと思います。今回作成するファームウェアは下記のような仕様にしたいと思います。

  • ファームウェアはデータを受信すると、受信したデータによって、「Renesas Starter Kit+ for RX66T」のLEDを点灯したり、消灯したりします。
  • ファームウェアは「Renesas Starter Kit+ for RX66T」のスイッチを
    押すと、データを送信します。

まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

プロジェクト・エクスプローラーに新規プロジェクトが追加されました。中央には、スマート・コンフィグレータが開かれると思いますので、コンポーネントの追加をしていきます。

RX(9)-インプットキャプチャ

今回はRXマイコンを使用して、インプットキャプチャ機能を使用して、パルス幅の測定を行います。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用します。立ち上げありエッジの間隔を測定して1秒間隔でPCへ送信するする機能の構築をします。また、立ち上がりエッジを検出する度に、論理を反転させて、LEDの点滅も行います。統合開発環境は「e2studio」を使用します。

まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

プロジェクト・エクスプローラーに新規プロジェクトが追加されました。中央には、スマート・コンフィグレータが開かれると思いますので、まずは、P95 を出力ピンに設定します。P95ピンはLED1と接続されています。スマート・コンフィグレータを使用した、ポートピンの設定方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

次に、UART通信の設定を行います。UART通信の設定方法は下記のページを参考にしてください。UART通信のリソースはSCI11を使用します。

RX(3)-RS232通信

SCI11には、複数のTXピンが割り当てられているので、注意が必要です。インプットキャプチャ機能の設定を行います。コンポーネントタブのコンポーネントの追加ボタンを押して、コンポーネントの追加画面を表示します。コンポーネントの追加画面より、「ノーマルモードタイマ」を選択して、「次へ」を押します。

RX(8)-PWM出力

今回はRXマイコンを使用して、PWM出力を行う機能を構築します。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用します。PWM出力のピンにちょうどLEDが接続されていたので、今回は、LEDの点灯をPWMで制御しようと思います。統合開発環境を「e2studio」を使用します。

まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

プロジェクト・エクスプローラーに新規プロジェクトが追加されました。中央には、スマート・コンフィグレータが開かれると思いますので、コンポーネントを追加していきます。

スマート・コンフィグレータを使用して、PWMの設定をします。まずは、コンポーネントの追加です。コンポーネントタブのコンポーネントの追加ボタンを押して、コンポーネントの追加画面を表示します。コンポーネントの追加画面より、「PWMモード」を選択して、「次へ」を押します。

今回、MTIOC7Aピン(PWM出力ピン)がLED1と接続されているので、リソースから「MTU7」を選択して、「終了」を押します。

RX(2)-タイマーLED点滅

今回はRXマイコンを使用して、タイマ-LEDの点滅機能を構築します。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「RX66T」CPUボードを使用します。

まずは、新規プロジェクトを作成します。[ファイル]→[新規作成]→[新しいプロジェクトを作成]を選択します。下記のページを参考にしてください。

RX(1)-スイッチによるLED点灯

新規プロジェクトが作成できましたら、プロジェクトツリーのスマート・コンフィグレータをダブルクリックします。スマート・コンフィグレータが起動したら、コンポーネントタブから追加していきます。コンポーネントの追加方法は下記のページを参考にして下さい。

RX(1)-スイッチによるLED点灯

まずは、入出力ポートを追加しました。RX66T CPUボードのLED1は、PORTEのP3になりますので、PORTEにチェックを入れます。

PORTEタブを選択して、P03を出力に設定して、1を出力のチェックボックスをONにします。Highが消灯、Lowが点灯のためです。

次にタイマのコンポーネントを追加します。今回は、16bitタイマを追加します。コンポーネントの追加ボタンを押して、コンポーネントの追加ダイアログを表示します。8bitタイマを選択して、次へボタンを押します。

カウントモードを16 ビットにして終了ボタンを押します。