WROOM-02(1)-無線モジュールを調査

無線でアナログ情報を取得したいので、マイコンで制御できる無線を調べていると、WROOM-02にたどり着きました。RS232通信で、無線の設定をするようです。早速、試してみました。試したのは下記の2つの製品です。

電子太郎 ESP-WROOM-02開発ボード 2.4 GHz Wi-Fiモジュール MicroUSB

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ESP-WROOM-02ピッチ変換済みモジュール《T型》

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ESP-WROOM-02ピッチ変換済みモジュールは、価格は安いですが、RS232レベル変換モジュールや抵抗などを用意する必要がありますので、少々手間がかかります。

ESP-WROOM-02開発ボードは、RS232レベル変換モジュールや抵抗などが搭載されているので、価格はESP-WROOM-02ピッチ変換済みモジュールと比べて、価格は高いですが、USBケーブルと繋げるだけで使用できます。まず、試してみたい方には、ESP-WROOM-02開発ボードのほうが便利なので、今回は、ESP-WROOM-02開発ボードを使用指していこうと思います。

それでは、早速、ESP-WROOM-02開発ボードとPCをUSBケーブルで接続します。すると、ドライバーのインストールが始まりますので、インストールが完了するまで待ちます。

インストールが完了したら、TeraTermを立ち上げて、動作を確認します。TeraTermを実行したら、設定-シリアルポートよりボーレートを115200bpsに設定します。次に、設定-端末より送信の改行コードをCR+LFに設定します。
開発ボードのリセットボードを押すと下記のようなメッセージが表示されます。

readyと表示されればOKです。wroom-02はATコマンドと呼ばれるものが、使用できます。例えば、ATと送信すると、OKと返信が返ってきます。


このATコマンドを使用する事で、wroom-02の設定ができます。ここでふと疑問に思うことがありました。ATコマンドが使用できるということは、マイコンのようなものが搭載されているのでは?ちょっと調べてみると下記のことがわかりました。wroom-02はESP8266を搭載したモジュールです。では、ESP8266なにかと言いますと、マイコンを搭載したWiFiモジュールのようです。さらに、Arduinoデバイスとしても使用することが可能なようです。すばらしいですね。Arduinoデバイスを使用してみたいと思ってもいたので、Arduinoデバイスとして使用して、WiFiを使用してみようと思います。

GR-ROSE(4)-e2studio schetch

今回はe2studioで作成したファームウェアをGR-ROSEに書き込んでみたいと思います。出荷時はGR-ROSEのRXマイコンにUSBファームウェアが書き込まれています。リセットボタンを押すことでストレージとなり、binファイルをコピーするとユーザーアプリケーションとして実行されるようになっています。このbinファイルがArduinoライクなスケッチで作成したファイルになります。今回は、このUSBファームウェアをイレースして、別のファームウェアを書き込みたいと思います。

まずは、書き込みファームウェアを作成します。Timerを使用して、LEDを点滅するファームウェアを作成しようと思います。

それでは、新規プロジェクトの作成を行います。新規プロジェクトの作成は下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

上記のページでは、ターゲット・デバイスを「R5F565NEHDFC」に設定しています。今回使用するマイコンは、「R5F565NEHDFP」なので、「R5F565NEHxFP」に設定してください。

プロジェクト・エクスプローラーに新規プロジェクトが追加されました。中央には、スマート・コンフィグレータが開かれると思いますので、入出力ポートのコンポーネントとタイマーのコンポーネントを追加・設定していきます。追加、設定の方法は下記のページを参考にしてください。

RX(2)-タイマーLED点滅

コンポーネントの追加・設定ができましたら、コード生成ボタンを押します。プロジェクトツリーの中に、コードが生成されました。それでは、main関数、r_Config_TMR0_TMR1_cmia0_interrupt関数にコーディングしていきます。コーディングの内容は、下記のページを参考にしてください。

RX(2)-タイマーLED点滅

コーディングが完了しましたら、書き込みを行います。書き込みは、Renesas Flash Programmerを使用して行います。Renesas Flash Programmerは下記のページよりダウンロードできます。

http:// https://www.renesas.com/jp/ja/products/software-tools/tools/programmer/renesas-flash-programmer-programming-gui.html

GR-ROSE(3)-RS485

今回はGR-ROSEを使用して、RS485通信機能を作成しようと思います。前回(下記のサイト)でも述べましたが、GR-ROSEはさまざまなインターフェイスを搭載しております。

GR-ROSE(1)-動作確認

RS485を搭載している基板を探している時に、GR-ROSEを見つけました。今回は、RS485通信機能を使用して、LEDのON_OFFを実現します。

それでは、IDE for GRの実行して、USBケーブルでPCとGR-ROSEを接続しておきます。

GR-ROSEのスケッチでは、Serial7クラスを使用して、RS485通信を行います。まずは、シリアル通信のボーレート、ポートの設定を行います。シリアル通信のボーレート、ポートの設定は下記のように、beginメソッドを使用します。

GR-ROSE(2)-Timer

今回はGR-ROSEを使用して、TimerによるLEDの点滅を作成しようと思います。前回(下記のサイト)では、LEDの点滅をSLEEP関数を使用して実現しました。

GR-ROSE(1)-動作確認

今回は、Timer機能を使用してLEDの点滅を実現します。

それでは、IDE for GRの実行して、USBケーブルでPCとGR-ROSEを接続しておきます。

GR-ROSE(1)-動作確認

今回はGR-ROSEを入手することができたので、動作確認をしたいと思います。GR-ROSEには、RX65N マイコンが搭載されています。GR-ROSEは小型の基板でありながら、WiFi、Ethernet、USB、RS485などさまざまなインターフェイスを搭載しており、応用が利きそうです。今回は、RS485を使用したかった為、入手しました。GR-ROSEの開発は、オンラインのIDEとオフラインのIDEが用意されています。オンラインのIDEはブラウザ上で動作します。オンラインのIDEでも開発は可能ですが、今回はオフラインのIDEを使用しようと思います。オフラインのIDEには、e2studioやIDE for GRがあります。今回は、Arduinoライクなスケッチを使用して、IDE for GRで開発を行おうと思います。

IDE for GRのインストールは下記のページを参照してください。

GR-COTTON(1)-動作確認

IDE for GRがインストールが完了しました、実行します。IDE for GRの実行が完了しましたら、USBケーブルでPCとGR-ROSEを接続しておきます。それでは、IDE for GRを使用していきます。まずは、マイコンボードを選択します。[ツール]→[マイコンボード]→[GR-ROSE]を選択します。

今回はスケッチの例を使用して、LEDを点滅させてみたいと思います。[ファイル]→[スケッチの例]→[01.Basics]→[Blink]を選択すると、LEDを点滅させるサンプルコードが表示されます。

それでは、コンパイルして書き込みます。GR-ROSEはRSTボタンを押すと書き込みモードになります。RSTボタンを押したら、[ファイル]→[マイコンボードに書き込む]を選択します。マイコンボードに書き込むを実行すると、検証・コンパイルもマイコンボードに書き込む前に実施してくれます。

書き込みが完了すると緑色のLEDが点滅と思いましたが、点滅しませんでした。LED1は23番ピンではなかったようです。

int led = 23;

下記のように修正します。

int led = PIN_LED1;

それでは、再度書き込みを行います。書き込みが完了すると緑色のLEDが点滅します。

GR-COTTON(1)-動作確認

今回はGR-COTTONを入手することができたので、動作確認をしたいと思います。GR-COTTONには、RL78/G13 マイコンが搭載されています。裏面にはCR2032を装着できるホルダーも実装されています。GR-COTTONの開発は、Arduinoライクなスケッチを使用します。IDE(統合開発環境)は、オンラインのIDEとオフラインのIDEが用意されています。オンラインのIDEはブラウザ上で動作します。オンラインのIDEでも開発は可能ですが、今回はオフラインのIDEを使用しようと思います。オフラインのIDEは、IDE for GRを使用します。

それでは、まずは、IDE for GRのインストールを行いたいと思います。IDE for GRは下記のリンクからダウンロードできます。

http://gadget.renesas.com/ja/product/ide4gr.html

ダウンロードが完了したら、圧縮ファイルを解凍します。圧縮ファイルを解凍して、インストールは完了です。ide4gr-1.05フォルダの中の「ide4gr.exe」を実行すると、下記のようにIDE for GRが起動します。

それでは、LEDを点滅させてみたいと思います。[ファイル]→[スケッチの例]→[01.Basics]→[Blink]を選択します。

下記のようなLEDを点滅させるソースコードが表示されます。

マイコンボードを選択します。[ツール]→[マイコンボード]→[GR-COTTON]を選択します。

ポートを選択します。[ツール]→[シリアルポート]→[COM15]を選択します。※GR-COTTONが接続されているポートを選択してください。私の場合は、COM15でした。

コンパイルして書き込みます。[ファイル]→[マイコンボードに書き込む]を選択します。マイコンボードに書き込むを実行すると、検証・コンパイルもマイコンボードに書き込む前に実施してくれます。

書き込みが完了すると緑色のLEDが点滅します。多くのスケッチの例があるので、便利です。まだ試してはいないですが、TPを使用すれば、CS+などで構築したファームウェアも書き込みるかもしれません。ただし、FT231XQと回路が繋がっているので、正しく動作するかも不明です。GR-COTTONは、ArduinoライクなスケッチでF/Wを作成したほうがよいかもしれません。