GR-COTTON(1)-動作確認

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今回はGR-COTTONを入手することができたので、動作確認をしたいと思います。GR-COTTONには、RL78/G13 マイコンが搭載されています。裏面にはCR2032を装着できるホルダーも実装されています。GR-COTTONの開発は、Arduinoライクなスケッチを使用します。IDE(統合開発環境)は、オンラインのIDEとオフラインのIDEが用意されています。オンラインのIDEはブラウザ上で動作します。オンラインのIDEでも開発は可能ですが、今回はオフラインのIDEを使用しようと思います。オフラインのIDEは、IDE for GRを使用します。

それでは、まずは、IDE for GRのインストールを行いたいと思います。IDE for GRは下記のリンクからダウンロードできます。

http://gadget.renesas.com/ja/product/ide4gr.html

ダウンロードが完了したら、圧縮ファイルを解凍します。圧縮ファイルを解凍して、インストールは完了です。ide4gr-1.05フォルダの中の「ide4gr.exe」を実行すると、下記のようにIDE for GRが起動します。

それでは、LEDを点滅させてみたいと思います。[ファイル]→[スケッチの例]→[01.Basics]→[Blink]を選択します。

下記のようなLEDを点滅させるソースコードが表示されます。

マイコンボードを選択します。[ツール]→[マイコンボード]→[GR-COTTON]を選択します。

ポートを選択します。[ツール]→[シリアルポート]→[COM15]を選択します。※GR-COTTONが接続されているポートを選択してください。私の場合は、COM15でした。

コンパイルして書き込みます。[ファイル]→[マイコンボードに書き込む]を選択します。マイコンボードに書き込むを実行すると、検証・コンパイルもマイコンボードに書き込む前に実施してくれます。

書き込みが完了すると緑色のLEDが点滅します。多くのスケッチの例があるので、便利です。まだ試してはいないですが、TPを使用すれば、CS+などで構築したファームウェアも書き込みるかもしれません。ただし、FT231XQと回路が繋がっているので、正しく動作するかも不明です。GR-COTTONは、ArduinoライクなスケッチでF/Wを作成したほうがよいかもしれません。