前回は、Renesas Synergy S7G2マイコンをRS232通信機能とMessagingの機能を追加したファームウェアを作成しました。今回は、このMessaging機能の変わりに、ThreadXに用意されているサービスコール関数を使用して、thread間の処理の受け渡しを行おうと思います。使用する評価ボードは、RenesasSynergyマイコン「S7G2」が搭載されている「SK-S7G2」です。
それでは、新規プロジェクトを作成します。 新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。
threadを2つ追加します。threadの作成方法は、下記のページを参照してください。
RenesasSynergy(3)-タイマを使用したLEDの点滅
new_thread0、new_thread1を作成しました。今回、TIme Slicing intervalを0で設定していますので、注意してください。
続いて、UARTをnew_thread1に追加します。UARTの追加方法は下記のページを参照してください。
下記のようにthreadの追加、UARTの追加をしました。
それでは、[Generate Project Content]を選択して、ソースコードを生成します。