前回は、BECKHOFF機器のEEL6021の動作確認を行いました。Activate Free Run モードでEL6021を操作しました。通信相手は、PCに接続されたCONTECのUSB Micro Converterで、PCのソフトはTeratermを使用します。
今回は、BECKHOFF機器のEL6021の動作確認(RS485通信)をしたいと思います。
今回使用したBECKHOFFの機器とソフトウェア、開発環境は下記のとおりです。
【 ハードウェア 】
- C6015(IPC)
- EK1100(EtherCAT カプラ)
- EL1809(デジタルインプット)
- EL2809(デジタルアウトプット)
- EL6021(RS485通信)
【ソフトウェア】
- TC1200(TC3 PLC)
- TF6340(TC3 Serial Communication)
【開発環境】
- Visual Studio
EL6021はPCから送信された文字列を受信します。EL6021はPCから送信された文字列を受信すると、受信した値にデリミタをつけてPCにエコーバックする機能を構築します。
今回は、TF6340のライセンスを使用します。このライセンスはSerial CommunicationのFunctionBlockになります。データの送信、受信などが関数としてライブラリに登録されているので便利です。
それでは、作成していきたいと思います。プロジェクトは前回のものを続けて使用します。プロジェクトの作成方法やC6015への接続方法、デバイスのscan方法等は下記のリンクを参考にして作成してください。
また、「Standard PLC Project」の追加方法は下記のリンクを参考にしてください。
TwinCAT Project_TEST→PLC→TEST→TEST Project→POUsを選択して、右クリックメニューより[Add]→[POU]を選択します。選択するとAdd POUダイアログが表示されるので、名前に「RECV 」と入力してopenボタンを押します。続いて、POUに「SEND」と「BACKGROUND」も同じように追加します。