今回は、BECKHOFFの装置を動かしてみようと思います。BECKHOFFは、オートメーション機器メーカでです。PCベースの自動制御システムを提供しており、産業用PC、各種フィールドバス対応I/O、自動制御ソフトウェアTwinCATなどの製品ラインナップしています。
今回使用したBECKHOFFの機器とソフトウェア、開発環境は下記のとおりです。
【ハードウェア 】
- C6015(IPC)
- EK1100(EtherCAT カプラ)
- EL1809(デジタルインプット)
- EL2809(デジタルアウトプット)
- EL6021(RS485通信)
【ソフトウェア 】
- TC1200(TC3 PLC)
- TF6340(TC3 Serial Communication)
【 開発環境】
- Visual Studio
BECKHOFFの機器の制御するために、Visual Studioが必要になります。
今回は、FREE RUNモードで、EL2809の1ピンをHIGHにすると、EL1809の1ピンがHIGHになるような動作をさせてみようと思います。
それでは、まずは、電源を入れるところからです。今回使用するIPC(C6015)は4ピン端子で構成されたコネクタと、Ethernetケーブルコネクタ × 2、DP端子と、USB端子 × 2という構成にになっています。DP端子にはディスプレイ、USB端子はマウスとキーボードを接続しました。EthenetケーブルコネクタのLAN1側はPCと接続して、LAN2側はEK1100と接続しました。4ピン構成されているコネクタは、「GND」「24V+」「P-S」「ON」で構成されています。「24V+」「GND」を電源と繋げて、電流を流してあげると、IPCが起動します。BECKHOFFのロゴが表示された後にWindowsのロゴが表示され、それが完了するとWindowsが起動しました。
次にEK1100にも電源を入れます。一つの電源から、C6015とEK1100に電力を供給してもよいですが、ノイズがのることもあるかもしれないので、可能であれば、別々の電源から電力を供給したほうがよいそうです。