GR-ROSE(6)-AD変換、DA変換

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前回は、GR-ROSEとFTDIのICを接続して、RS232通信の機能を構築しました。前回の内容は下記のサイトを参考にしてください。

GR-ROSE(5)-RS232通信

今回はGR-ROSEを使用して、AD変換、DA変換を行いたいと思います。また、前回のようにFTDIのICも使用して、RS232通信も行います。下記のような構成になります。

下記の2つのコマンドを用意します。

  • READ
  • WRITE,xxxx

機能の概要は下記のようになります。

  • READコマンドでAD変換した値を読み出します。
  • WRITEコマンドを使用してDA値を設定します。
  • AD変換の入力ピンとDA変換の出力ピンは接続されているので、DA変換で出力した値をAD変換して読み出せるような機能になります。

それでは、AD変換、DA変換、RS232通信を使用した機能を構築したいと思います。今回も開発環境はe2studioを使用します。

まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。ターゲット・デバイスは、「R5F565NEHDFP」なので、「R5F565NEHxFP」に設定してください。

RX(3)-RS232通信

プロジェクト・エクスプローラーに新規プロジェクトが追加されました。中央には、スマート・コンフィグレータが開かれると思います。まずはクロックの設定を行っていきます。クロックの設定は、下記のサイトを参考にしてください。

GR-ROSE(5)-RS232通信

クロックの設定が完了したら、コンポーネントを追加していきます。まずは、シリアル通信の設定を行います。シリアル通信の設定は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

次に、D/A コンバータを追加します。コンポーネントの追加画面から、D/A コンバータを選択て、次へボタンを押します。