前回は、e2studioで作成したファームウェアをGR-ROSEに書き込んで動作をさせてみました。前回の内容は下記のサイトを参考にしてください。
今回は、RS232通信の機能を構築したいと思います。下記のようにFTDIのICが搭載されている基板と、GR-ROSEを接続して通信を行います。
下記の4つのコマンドを用意します。
- L1,ON
- L1,OFF
- L2,ON
- L2,OFF
機能の概要は下記のようになります。
- L1,ON コマンドを実行するとLED1が点灯します。
- L1,OFF コマンドを実行するとLED1が消灯します。
- L2,ON コマンドを実行するとLED2が点灯します。
- L2,OFF コマンドを実行するとLED1が消灯します。
この機能は、以前、「Renesas Starter Kit+ for RX65N-2MB」を使用して作成してみた機能ですが、もっと小型なGR-ROSEでも動作させてみたいなと思い、再度作成することにしました。
それでは、RS232通信機能を構築したいと思います。今回も開発環境はe2studioを使用します。
まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。ターゲット・デバイスは、「R5F565NEHDFP」なので、「R5F565NEHxFP」に設定してください。