今回は、Ethernetフレームを使用した通信機能を構築してみたいと思います。Ethrenet フレームには、DXI規格(Ethrenet V2.0)とIEEE802.3規格があるようです。
DXI規格は、下記のような構成になっています。
IEEE802.3規格は下記のようになります。
物理層では、緑色、青色、オレンジ色の部分が対象となります。データリンク層では、青色とオレンジ色の部分が対象になります。
今回、構築する機能では、DXI規格を使用します。F/W内では、青色の部分(宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、タイプ、データ)を設定して、Ethrenet フレームを送信します。
今回は、「RX65N」が搭載されている「GR-ROSE」ボードを使用して機能を構築します。GR-ROSEを2個をLANケーブルで接続して通信します。統合開発環境は「e2studio」を使用します。
下記ののような機能を構築します。
- 2秒ごとにEthernet フレームを送信します。
- Ethrenetフレームを受信したらデータをRS232通信でPCに送信します。
それでは、機能を構築していきたいと思います。まずは、新規プロジェクトの作成を行います。新規プロジェクトの作成は下記のページを参考にしてください。
上記のページでは、ターゲット・デバイスを「R5F565NEHDFC」に設定しています。今回使用するマイコンは、「R5F565NEHDFP」なので、「R5F565NEHxFP」に設定してください。