Mbed(7)-レジスタ設定によるTimer割り込み

前回は、Tickerクラスを使用して、LEDを点滅させる機能を構築しました。Mbed対応ボードは、NUCLEO-F446REを使用しました。前回の内容は下記のサイトを確認してください。

Mbed(6)-Tickerを使った割り込み処理

どこまでの時間間隔に対応できているのか試してみたところ、Tickerの割り込みを10usec毎に発生させた場合は、下記のように10usec毎にLDのON、OFFがきりかわりました。

Tickerの割り込み間隔を5usecにした場合は、下記のように指定した時間間隔とおりにON、OFFがきりかわりませんでした。

これは、Tickerクラス(Mbedライブラリ)に汎用性を持たせるため、クラス内の処理が大きくなっているではないかと推測しました。この5usec間隔を達成するためには、周辺機器の設定を変更するレジスタを直接変更して、機能を構築する必要がありそうです。

今回は、周辺機器の設定を変更するレジスタを直接変更して、5usec間隔で割り込みが発生するように機能を構築したいと思います。それでは、機能を構築いきたいと思います。まずは、新規プロジェクトの作成です。新規プロジェクトの作成方法は、下記のサイトを参考にしてください。

Mbed(5)-GNU Arm Embedded Toolchain + opneOCDを使用してMbed対応ボード動作確認