RenesasSynergy(6)-TraceX

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今回は、ThreadX(RTOS)の動きを検証していくために、TraceXを使用してみたいと思います。TraceXはシステムイベントを視覚化することができます。Threadのプライオリティを考えるうえで、ThreadXのシステムイベントの動きを理解することが重要となってきます。使用する評価ボードは、「SK-S7G2」です。TraceXは、別途インストールが必要です。下記のサイトからダウンロードできます。

https://www.renesas.com/jp/ja/products/synergy/software/tools/tracex.html

それでは、テンプレートで用意されている「Blinky with ThreadX」を使用して、ThreadXの動きを見ていくためにTraceXを設置したいと思います。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。

RenesasSynergy(1)-LED点滅

今回は、プロジェクト名を「BlinkyTraceX」としました。

プロジェクトファイルが作成できたので、まずは、Configuration.xmlファイルを開き、ThreadX Sourceを追加します。[Thread]タブを選択した後に、[New Thread Stacks]→[New Stack]→[X-Ware]→[ThreadX]→[ThreadX Source]を選択します。

「HAL/Common」の枠の中にThreadX Sourceが追加されました。