GR-ROSE(1)-動作確認

今回はGR-ROSEを入手することができたので、動作確認をしたいと思います。GR-ROSEには、RX65N マイコンが搭載されています。GR-ROSEは小型の基板でありながら、WiFi、Ethernet、USB、RS485などさまざまなインターフェイスを搭載しており、応用が利きそうです。今回は、RS485を使用したかった為、入手しました。GR-ROSEの開発は、オンラインのIDEとオフラインのIDEが用意されています。オンラインのIDEはブラウザ上で動作します。オンラインのIDEでも開発は可能ですが、今回はオフラインのIDEを使用しようと思います。オフラインのIDEには、e2studioやIDE for GRがあります。今回は、Arduinoライクなスケッチを使用して、IDE for GRで開発を行おうと思います。

IDE for GRのインストールは下記のページを参照してください。

GR-COTTON(1)-動作確認

IDE for GRがインストールが完了しました、実行します。IDE for GRの実行が完了しましたら、USBケーブルでPCとGR-ROSEを接続しておきます。それでは、IDE for GRを使用していきます。まずは、マイコンボードを選択します。[ツール]→[マイコンボード]→[GR-ROSE]を選択します。

今回はスケッチの例を使用して、LEDを点滅させてみたいと思います。[ファイル]→[スケッチの例]→[01.Basics]→[Blink]を選択すると、LEDを点滅させるサンプルコードが表示されます。

それでは、コンパイルして書き込みます。GR-ROSEはRSTボタンを押すと書き込みモードになります。RSTボタンを押したら、[ファイル]→[マイコンボードに書き込む]を選択します。マイコンボードに書き込むを実行すると、検証・コンパイルもマイコンボードに書き込む前に実施してくれます。

書き込みが完了すると緑色のLEDが点滅と思いましたが、点滅しませんでした。LED1は23番ピンではなかったようです。

int led = 23;

下記のように修正します。

int led = PIN_LED1;

それでは、再度書き込みを行います。書き込みが完了すると緑色のLEDが点滅します。

GR-COTTON(1)-動作確認

今回はGR-COTTONを入手することができたので、動作確認をしたいと思います。GR-COTTONには、RL78/G13 マイコンが搭載されています。裏面にはCR2032を装着できるホルダーも実装されています。GR-COTTONの開発は、Arduinoライクなスケッチを使用します。IDE(統合開発環境)は、オンラインのIDEとオフラインのIDEが用意されています。オンラインのIDEはブラウザ上で動作します。オンラインのIDEでも開発は可能ですが、今回はオフラインのIDEを使用しようと思います。オフラインのIDEは、IDE for GRを使用します。

それでは、まずは、IDE for GRのインストールを行いたいと思います。IDE for GRは下記のリンクからダウンロードできます。

http://gadget.renesas.com/ja/product/ide4gr.html

ダウンロードが完了したら、圧縮ファイルを解凍します。圧縮ファイルを解凍して、インストールは完了です。ide4gr-1.05フォルダの中の「ide4gr.exe」を実行すると、下記のようにIDE for GRが起動します。

それでは、LEDを点滅させてみたいと思います。[ファイル]→[スケッチの例]→[01.Basics]→[Blink]を選択します。

下記のようなLEDを点滅させるソースコードが表示されます。

マイコンボードを選択します。[ツール]→[マイコンボード]→[GR-COTTON]を選択します。

ポートを選択します。[ツール]→[シリアルポート]→[COM15]を選択します。※GR-COTTONが接続されているポートを選択してください。私の場合は、COM15でした。

コンパイルして書き込みます。[ファイル]→[マイコンボードに書き込む]を選択します。マイコンボードに書き込むを実行すると、検証・コンパイルもマイコンボードに書き込む前に実施してくれます。

書き込みが完了すると緑色のLEDが点滅します。多くのスケッチの例があるので、便利です。まだ試してはいないですが、TPを使用すれば、CS+などで構築したファームウェアも書き込みるかもしれません。ただし、FT231XQと回路が繋がっているので、正しく動作するかも不明です。GR-COTTONは、ArduinoライクなスケッチでF/Wを作成したほうがよいかもしれません。

GR-KURUMI(1)-動作確認

今回はGR-KURUMIを入手することができたので、動作確認をしたいと思います。GR-KURUMIには、RL78/G13 マイコンが搭載されています。GR-KURUMIはサイズが小さい基板となっています。また実装されているICも少ないので、自分好みのボードにすることができます。GR-KURUMIの開発は、CS+やArduinoライクなスケッチを使用します。今回は、CS+を使用して動作確認を行います。

CS+のダウンロードとインストールは下記のページを参考にして下さい。

RL78G13(1)-SWによるLED点灯

今回はエミュレータはE2 Liteを使用します。GR-KURUMIとE2 Liteの接続回路は下記のページを参考にして下さい。

https://japan.renesasrulz.com/gr_user_forum_japanese/f/gr-kurumi/2052/gr-kurumi-e1

今回、LEDを点滅するファームウェアを作成しようと思います。LEDを点滅するファームウェアの作成方法は下記のページを参考にして下さい。

RL78G13(2)-タイマを使用したLEDの点滅

LEDを点灯消灯するポートが上記ページとは違うので注意してください。上記ページでは、P52を出力に設定することで、LEDを点滅させています。GR-KURUMIは、P17(赤)、P51(緑)、P50(青)となっているので、いずれかを出力に設定します。今回は私はP50(青)を出力としました。タイマー割り込み関数のソースコードの変更も忘れずに行ってください。

それでは、ビルドしてデバッグしてみます。LED1が点滅していると思います。

LEDを点滅するファームウェアを作成した後に、スイッチでLEDを点灯するファームウェアも作成しましたが、回路の部分で、失敗しました。入力ピンが不定の状態となっていたため、正しく動作しませんでした。ポートにHighが入力されていれば問題ないのですが、Lowの時に不定になっていました。スイッチ入力の回路を構築する時は、OFFの場合、しっかりとグラウンドに落としてLowにしておく必要があります。

RX(9)-インプットキャプチャ

今回はRXマイコンを使用して、インプットキャプチャ機能を使用して、パルス幅の測定を行います。使用するマイコンは、「RX66T」になります。「Renesas Starter Kit+ for RX66T」評価ボードを使用します。立ち上げありエッジの間隔を測定して1秒間隔でPCへ送信するする機能の構築をします。また、立ち上がりエッジを検出する度に、論理を反転させて、LEDの点滅も行います。統合開発環境は「e2studio」を使用します。

まずは、新規プロジェクトを作成します。新規プロジェクトの作成方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

プロジェクト・エクスプローラーに新規プロジェクトが追加されました。中央には、スマート・コンフィグレータが開かれると思いますので、まずは、P95 を出力ピンに設定します。P95ピンはLED1と接続されています。スマート・コンフィグレータを使用した、ポートピンの設定方法は、下記のページを参考にしてください。

RX(3)-RS232通信

次に、UART通信の設定を行います。UART通信の設定方法は下記のページを参考にしてください。UART通信のリソースはSCI11を使用します。

RX(3)-RS232通信

SCI11には、複数のTXピンが割り当てられているので、注意が必要です。インプットキャプチャ機能の設定を行います。コンポーネントタブのコンポーネントの追加ボタンを押して、コンポーネントの追加画面を表示します。コンポーネントの追加画面より、「ノーマルモードタイマ」を選択して、「次へ」を押します。